これからの時代はITだ!
よし、ITエンジニアを目指そう!
でも、ITエンジニアってよく知らない。どんなお仕事なんだろう…。
ITエンジニアになる為には、いったいどこから手を付けたらいいんだろう…。
そんな疑問にお答えします。
この記事を読んで分かること
- ITエンジニアの基礎知識や需要
- ITエンジニアの仕事内容
- プログラミングの学習方法
- ITエンジニアで独立する為の道筋
IT業界について興味がある方や、未経験からITエンジニアとして転職しようとしている人に向けて書いてますので、リラックスしながら気軽に見てもらえれば嬉しいです。
それでは早速見ていきましょう。
1. そもそもITエンジニアってなに?
もの凄く簡単に言ってしまうと、機械に指示を設定している人のことです。
例えば、スマホで電話をしようと思い、電話アプリをタップすると、電話アプリが起動しますよね。
これは、『電話アプリをタップ』➡『起動する』という指示を設定していたので、その指示を受けた機械はその指示通りに動いてくれます。
また、この電話アプリを開発するときに色んなITエンジニアの人がかかわっています。電話アプリのデザインを考えるWEBデザイナーや、電話アプリの機能などを考えるシステムエンジニアなど、仕事は多岐にわたります。
そしてそれらの設定は主にパソコン上ですべて作り上げています。
これがITエンジニアのざっくりした説明です。最初はこれぐらいの認識で充分だと思います。
・ITエンジニアの需要
今や、『LINE』などのスマホアプリや、『Amazon』のようなショッピングサイト、掃除機の『ルンバ』に搭載されているAI技術など、世の中にあるほとんどがITで構築されています。
このようにIT市場は年々拡大していますが、それをカバーできるITエンジニアの数が足りていないのが現状です。
ということは、まだまだITエンジニアとして活躍できるチャンスはあるということです!
これは経済産業省が出しているデータですが、それによると2030年には約45万人ものITエンジニアが不足すると予想しています。
参考URL:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf
また、ITエンジニアになって英語も話せるようになればもっと視野も広がります。それぐらいIT業界はまだまだ発展するスゴイ市場なんです。
2. エンジニアにはどんな仕事があるの?
先ほどの電話アプリでもお話ししましたが、アプリやWEBサイトなどを開発するのには、それぞれの開発フェーズによって関わるITエンジニアの種類が分かれます。
開発フェーズとは、これももの凄く簡単に言ってしまうと、アプリなどを開発するまでのステップみたいなものです。
例えば、よくある例ですが家を建てる建築作業にとても似ています。
家を建てる際には必ず『設計書』と呼ばれる家の図面が必要で、その設計書通りに作業する為に大工さんの『建築』が必要です。そして家を建てた後に欠陥があればそれを『修繕』する必要があります。
フェーズ1:設計書
フェーズ2:建築
フェーズ3:修繕
※本来はもう少しフェーズがありますが、今回は分かりやすく説明するために省いてます。
この一連の流れが開発フェーズと呼ばれます。アプリなどの仕様(機能)を設計して、その設計書を見てプログラマーが作って、出来上がって問題がないかシステムを保守します。
という基礎知識を踏まえて、どんな職種があるかざっくりとした説明にはなりますが見ていきましょう。
・システム系エンジニア
クライアントからどのような機能が欲しいかなど要件をヒアリングし、その要件を実現するために、システムの機能や構造、運用などを仕様書に落とし込みます。そして、その仕様書をもとに実際に機械に設定をプログラミングしていきます。これらに関わる仕事がシステム系エンジニアです。
このプログラミングというのは、『言語』と呼ばれる特定のコードを打ち込むことで初めて機能します。
また、下記に職種例を記載していますが、これはほんの一部です。プログラマーでも、ゲームに特化したプログラマーもいたり、スマホアプリなどに特化したプログラマーなど様々です。
システム系エンジニアの職種例
- システムエンジニア
- プログラマー
- アプリケーションエンジニア
- 組み込み系エンジニア
・WEB系エンジニア
WEBを開いたときに見えるボタンの位置や、文字の大きさなど、WEBサイトのビジュアルをクライアントの要件に合わせて整えるエンジニアです。例えば、ECサイト(Amazonなどのショッピングサイト)ではどの位置に商品画像を置いて、購入ボタンを置くかで売上に影響するぐらいとても重要なエンジニアです。
また、キーワードを検索したときに、そのキーワードに該当するものをデータベースから検索して、その結果を表示する役割もあります。「結婚」というキーワードを検索して、「PS5」の結果がでたらユーザーはびっくりしちゃいますし、そんなサイトを使いたくないですよね。見えるビジュアル以外にも裏で機能を正常に稼働させる役割もになっているエンジニアです。
WEB系エンジニアの職種例
- フロントエンジニア
- バックエンドエンジニア
・インフラ系エンジニア
ここまで説明してきたシステム系や、WEB系エンジニアのお仕事は、このインフラが整備されていないと表示もされなくなってしまいます。私たちの生活で言うと、電気、ガス、水道のようのなライフラインと同じ役割を担っていて、この土台となる設備のことを「インフラ」と呼んでいます。
代表例はサーバーエンジニアなのですが、サーバーと言われても正直なにがサーバーなのか想像しずらいと思います。ちょっと分かりづらいかもですが、サーバーとは『インターネットを経由してホームページやGmailなどのメールを提供しているコンピューター』のことを指します。うーん、いまいち分からないですよねw
パイプを経由してお水がでるようにしてくれている東京水道局。みたいな感じで、この場合だとサーバーは東京水道局に該当します。
インフラ系エンジニアの職種例
- サーバーエンジニア
- データベースエンジニア
・ネットワーク系エンジニア
普段インターネットを見るときに絶対必要なのがネット回線だと思います。ネットワーク系エンジニアはそのネット回線を使えるように設計したり、構築したりしています。また、ウィルスがパソコンに侵入してしまう例はたくさんありますが、その経由がネットワークからなんです。なので、その侵入を防ぐためにセキュリティソフトなどを作ったりしています。
ネットワーク系エンジニアも部類としてはインフラ系エンジニアに該当します。
ネットワーク系エンジニアの職種例
- ネットワークエンジニア
- セキュリティエンジニア
・その他
今回は見やすいように一部の職種例しか挙げていませんが、ITエンジニアは他にもたくさんいます。社内で使用している勤怠アプリがあれば、その設計・構築し、運用の保守などを行うエンジニアもいます。また、外国語が話せてエンジニアの知識があれば、両者の橋渡しとして活躍するエンジニアもいます。
『英語』と『エンジニア』についての記事はコチラからどうぞ。
ITエンジニアの職種の幅は広く、システムを開発する人もいれば、その開発においてリーダー的な存在としてプロジェクトを管理するエンジニアもいます。そのすべてがITエンジニアなんです。
その他に関わる職種例
- プロジェクトマネージャ
- 社内SE
- ブリッジSE
- セールスエンジニア…など
3. 未経験でもなれるの?
結論から言うと、未経験者でもITエンジニアはなれます!
でも、IT業界に関わらずどの業界のお仕事もそうですが、入ってすぐにプロ級になれるというわけではないですよね。ITエンジニアになるためには、それなりの勉強と実績が必要になってきます。
ここからは、ITエンジニアになるための勉強方法をご紹介します。
その勉強方法は『独学』でITを勉強するのと、『プログラミングスクール』に行ってITを勉強するの2択だと思います。
今回はそれぞれのメリット・デメリットを簡単に説明していくので、ご自身に合うような勉強方法があればそれを実践してみてください。
・独学で学ぶ
独学でプログラミングを学習する方法は大き分けてく2つあります。
- 本
- インターネット
この2つを上手く活用すれば基礎レベルは十分学べると思います。
また、本に関しては書店で購入するのもアリですが、もっと安く済ませたい場合は近くの図書館などから本を借りて勉強するのも有効です。
独学は費用面ではかなり抑えられるのと、自分のペースで学習できるのが特徴です。また、今後独立なども考えるのであれば、問題にぶつかったときに自分で問題を解決できるようになります。これはとても重要なスキルです。
独学で大変なことは、未知の世界に立ち向かうことになるので、分からないことがあったときにその解決方法が分からないという事態になります。相談できる人がいれば良いのですが、いなければ解決するのに時間が掛かってしまいます。
- 費用面がかなり抑えられて安い
- 自分のペースで進められる
- 自分で解決できる力が身に付く
- 要領の良い人はスクールに行くよりも覚えるのが早い
- 好きなものを作れて、自分のタイミングで方針を変えられる
- すぐに質問することができない
- 何をすればよいか分からなくなってしまう
- 分からないことが解決できず挫折してしまう
- 就職支援がないので自力で探す必要がある
- 結果的にスクールに行くより習得までに時間が掛かる
独学は独学で良い面もありますが、それなりにハードな部分も持ち合わせています。先ずは自分で試してみて、今後の方針を決めてみましょう。
独学で学ぶ際におすすめの教材をご紹介します。
・プログラミングスクールで学ぶ
プログラミングスクールには『無料』と『有料』の2種類があります。
そして授業方法も様々で、主に3種類に分けられます。
- オンライン授業
- 1対1のマンツーマン授業
- 通学などして勉強するライブ授業
どれも利点がありますが、今回は細かい説明をするよりかは、ざっくりプログラミングスクールに通うことについて説明しようと思います。
プログラミングスクールは、知識や考え方などを教えてくれることはそうですが、分からないときに質問できる環境であるということが最大の特徴です。
「本に書いてある通りにコードを打ち込んだはずなのに上手く表示されない。」
「設定をピンポイントで変えたいと思ってもネットとかでは、欲しい情報がない。探せない。」
ということがあります。
これは勉強する人からすると、大きなストレスになり、そしてこれが積み重ねっていくと挫折してしまいます。スクールに通っていれば、この状況を打破してくれる可能性はとても高く、ITエンジニアになるために効率良く進められます。
また、ほとんどのスクールは人材紹介企業と繋がっていることが多いので、就職を考えている人はIT業界の職に就きやすい環境とも言えます。
逆に、人材紹介企業と繋がっているということは、就職先が絞られてしまうこともあり、自分が希望する企業に進められないこともあります。中には年齢制限を設けているところもあるので、注意する必要があります。
- 分からないことがあれば講師に相談できる
- モチベーションを維持しやすい
- 同じ境遇の仲間ができやすい
- 転職しやすい
- 知識やスキルだけではなく、色んな人の体験談を聞くことでプラスアルファを学べる
- 数十万単位という比較的高い費用がかかる
- 通学するのに時間がかかる
- 授業の時間に合す必要がある
- 問題解決力が独学に比べて乏しい
- スクールに通うだけではスキルは身に付かない、自分で意欲的に勉強することが必要
プログラミングスクールも良い点と悪い点があるので、それを理解して自分が選ぶ道を選択してもらえればと思います。
おすすめのプログラミングスクールをご紹介します。無料スクールもありますが、こちらは就職が決まったら無料みたいな条件付きがあるので、注意してください。
4. ITエンジニアへの3ステップ
ITエンジニアの概要レベルは理解していただけたと思います。
ここからは、ITエンジニアとして活躍するために必要な3ステップを説明します。これも基本的には全体の流れを把握できれば大丈夫です。
ステップ①:どの言語で活躍したいか下調べ
ITエンジニアの職種について思い出してほしいのですが、職種には『システム系エンジニア』や『インフラ系エンジニア』などがありましたよね。
実は、その職種ごとに扱う言語も異なります。扱う言語が違うというのは、その言語に特徴があり、開発規模によって変えているからです。
例えば、包丁をイメージしてください。包丁は「果物包丁」、「万能(三徳)包丁」、「刺身包丁」など沢山の種類があります。もうお分かりだと思いますが、その切るものによって最適な包丁があるから色んな種類の包丁が存在しているのです。
言語もこの考えと同じで、大規模な開発にはJavaやC#などが適切で、小規模な開発にはRubyやPHPなどが適切、実行速度を求めるのであればC言語やC++などが適切といった感じです。
自分がどの職種のITエンジニアとして活躍したいかを調べてから、勉強をスタートするのをおすすめします。
ステップ②:『独学』もしくは、『プログラミングスクール』で勉強
ある程度自分が進みたい方向性が決まったら、本格的に勉強していきましょう。
その勉強方法は、大きく分けて『独学』と『プログラミングスクール』の2つです。
費用面で余裕があれば、プログラミングスクールに行くことをおすすめします。逆に自分で勉強してみてどんな感じが確認してみたいということであれば、独学でやってみるのもアリです。
私は慎重派なので、先に独学でやれるだけやってみて、この先やっていける可能性があり、尚且つもっと本格的に学びたいと思ったらスクールに行きます。ある程度の強制力(やらざる負えない状況)は必要だと考えてます。
また、独学でもスクールでも同じですが、習ったことについて自分でプログラミングをしてみてください。これはITエンジニアとして活躍するためにはとても重要なことです。
学習 ➡ 実行 ➡ チェック
この繰り返しが最適な勉強方法です。基礎だけ学んでも実戦がなければ説得力がないです。これを意識して勉強してみましょう。
ステップ③:エージェントを経て就職かフリーランスとして活躍
ITエンジニアはどれだけ実戦経験数があり、その言語についてどれぐらい熟知しているかがポイントになります。
独学やスクールでは実戦経験数はほぼゼロに等しいです。なので先ずは社会に出て実戦してみましょう。
もし、プログラミングスクールに通っているのであれば、そのスクールからおすすめな求人情報がでることが多いので、そこに先ずはトライしてみましょう。
独学で学んだ方は、ITエンジニアのフリーランスとして活躍することを考えてみましょう。今は『クラウドワークス』や『ココナラ』といったクラウドソーシング系サービスに挑戦してみましょう。そこにはホームページを作成するような案件などたくさんの仕事が溢れています。
これは一例ですが、クラウドワークスのWEBデザインを制作する作業で約1万円~5万円の実際の案件です。
最初はまとまった金額を受け取ることは難しいかもしれないですが、そこで行ったことは紛れもなくあなたの実績として評価されます。
そして、自信がついてきたらもっと大きな案件を任されるようになり、給与もそこに比例して大きく跳ね上がります。
5. まとめ
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
この記事では概要レベルになりますが、なんとなくITエンジニアについての理解してもらえたと思います。
IT技術は現在進行形で日々進化しています。そしてそれを担うITエンジニアの供給数が足りていないのが現状です。
だから最近では、子供にプログラミングを教えている時代になっています。ですが、その子たちが大人になるのは数十年先ですよね。その前に今からプログラミングを学習するのは遅くないですし、求められています。
恐れていては何も始まらないので、まず一歩踏み出してみましょう。そして、その行動した先に得るものがきっとあるはずです。
最初は誰でもゼロスタートなので、気後れせずに前向きに考えていきましょう!
この記事が皆さんにとって有益な情報であれば嬉しいです。
他にも記事を書いているので興味があればよろしくお願いしますm(__)m