エンジニアに英語は必要なの?
英語を話せることでどんなメリットがあるの?
英語学習におすすめの勉強方法はあるの?
そんな疑問にお答えします。
- 英語×エンジニアの需要の高さ
- 英語で自身のキャリアアップ
- スキマ時間にできる英語勉強の方法
ITの進化は日に日に増していき、その需要は数年前と変わらず増加傾向です。ですが、その供給となるITエンジニアの数が足りていないのが現状です。
ITエンジニアとして活躍できるだけでも十分価値はありますが、それに加えてITエンジニアが英語を話せることで、選択肢は『日本国内』だけでなく、『世界』にも目を向けれるようになります。
とは言っても今の仕事が忙しくて英語の勉強をする時間がない方も多いと思います。
今回はたった3分だけでも英語学習ができる勉強方法もご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでいただければ嬉しいです。
では、早速見ていきましょう。
1. 英語×ITエンジニアは最強ツール?
今後、2030年、2040年になる頃にはIT技術が更に進化し、人の仕事が減少して機械が人の仕事を担うことが予想されています。
代表例が物流業界です。今までは数万点ある商品の中から、人が注文商品を取りだしそれを梱包して配送していましたが、既にAmazonなどでは機械がその仕事を担っています。
つまり、仕事に求められていた人力を必要とする仕事が減り、その代わり機械を開発したり、操作する人が必要になってきています。
これは経済産業省が出しているデータですが、それによると2030年には約45万人ものITエンジニアが不足すると予想しています。
参考URL:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf
では、英語はどうでしょうか?
これも需要が高まっている項目の一つと言えます。それを裏付けるように、2020年には小学3年生から英語科目が必修授業になりました。
また、IT業界に関わらず、今やほとんどの業界でもグローバルに挑戦していることも背景の一つだと思います。飲食店であれば海外出店もそうですし、商社では海外メーカーとやり取りするなど。あとは、外資系企業が日本に進出するときなども英語が話せる人は重宝されます。
これはIT業界限定というわけではないのですが、『英語が話せる人』と『話せない人』の年収を比べてみたグラフです。
参考URL:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000018685.html
この図からも分かるように、年収が高いほど英語を話せる人が多いです。そして、これはIT業界も同じだと思います。
エンジニアが少ない。
英語を話せる人も少ない。
圧倒的に供給数が足りていないこの2つですが、もしこの2つを持ち合わせていたらどうでしょうか。
きっと、ほかの人と大きな差別化に繋がり、仕事の幅も日本だけではなく世界に広がると思います。少し大袈裟かもしれないですが、『英語×エンジニア』は、今を生きる上で最強感があります。英語を話せるだけでいろんな仕事に就けれるし、エンジニア技術があればフリーランスとして稼いでいけるし、高給取りになれる可能性が極めて高いです。これは私の感覚になりますがこの2つを持っていればなんでもできる最強タッグだと思います。
・どれぐらいの英語力が必要なの?
これは目的によって求める英語レベルは異なります。
海外でITエンジニアとして活躍したい、もしくは英語圏の人とブリッジSEとして活躍したいのであれば、やはりリーディング、スピーキング、リスニング、ライティングなどはTOEICで700点ぐらいはほしいです。
そうではなくて日本国内で考えてみると、リーディングとライティングができれば十分だと思います。なので、そこを重点的にカバーできていれば問題ないと思います。レベル感でいえば、わからない箇所を辞書やネットで調べれば理解できるぐらいで、基礎的な文法は理解していることが必要です。
・そもそもITエンジニアに英語は必要なの?
結論から言うと、ITエンジニアに英語を話せる必要はありません。
いやいや、英語を話せる必要があるみたいな言い方をしてたのに、急にどうした?
と言われそうですが、今の日本国内でITエンジニアとして活躍することを考えれば、英語ができなくても問題なく仕事はできます。
それは、既に日本語で翻訳された文献が多く出版されているので、探そうと思えばほしい情報が探せる環境にあるという事と、現場には恐らく日本人の先輩エンジニアがいるので、わからない場合でもすぐに相談できる環境であるという事が結論の理由です。
では、なんでITエンジニアに英語は必要かと言っているかというと、『自身のキャリアアップ』や、『将来の選択肢が増える』など、メリットがたくさんあるからです。
2. 英語が話せたらどんなメリットがあるの?
英語が話せたらどんなメリットがあるのかまとめてみました。
- 海外で働ける選択肢が増える
- ブリッジSEとして活躍できる
- キャリア(年収)アップが見込める
- 公式ドキュメントを参照し最適な情報を得ることができる
- バグやエラーなどを解決しやすくなる
海外で働ける選択肢が増える
日本国内でも十分働ける機会はあると思いますが、英語が話せれば日本だけではなく、アメリカやシンガポールなどの英語圏で仕事に就くことができます。言ってしまえば、ノマド生活することも十分可能になります。
例えば、ハワイが好きな方はハワイでエンジニアとして勤務することも可能になります。
ブリッジSEとして活躍できる
費用を抑えて安く開発したい場合は、ベトナムやフィリピンなどで開発するオフショア開発が選択されることが多いはずです。日本では仮に50万円の仕事もフィリピンなどに頼めば20万円でやってくれることもあります。その際に重要なのが英語が話せない人が日本企業側にいたら現地のスタッフと連携できないですよね。
その時に活躍するのがブリッジSEです。フィリピンのスタッフとは英語で会話をして指示を伝え、日本企業には日本語で進捗を共有します。グローバル化が進んでいる昨今ではこの手のブリッジSEは注目を浴びています。
キャリア(年収)アップが見込める
英語ができるだけでもらえる仕事の機会も多くなります。グローバル化を考えている企業や、既に海外との取引をしている企業では、英語が話せるエンジニアの想定年収は500万円~1,200万円分ぐらいだそうです。もちろん上記のブリッジSEも他のSEに比べると高い給与になっていることが多いです。
公式ドキュメントを参照し最適な情報を得ることができる
最新のIT技術は日本国内に向けて発信せずに、世界中のエンジニアに向けて発信されます。もちろんその時に使われる言葉は英語が主流なので、英語が話せると最新技術をいち早く確認することができます。取り入れた最新情報は業務へ導入することもできますし、ほかのエンジニアとの大きな差別化に繋がることができます。
バグやエラーなどを解決しやすくなる
困ったときは公式サイトで確認することが解決の早道になります。その際に英語が分らなければ、公式サイトの文献を翻訳している記事を探す手間がかかります。でも、英語を理解していればその手間を省くことができて作業効率が格段に速くなります。
3. 英語学習のおすすめ勉強方法はあるの?
いざ英語を勉強しようとすると仕事のスキマ時間をつかって勉強する人も多いと思います。
今回はそんなたった3分で英語勉強できるアプリから、しっかり英語を学習した人向けに『スマホアプリ』、『オンライン英会話』、『オンライン動画』の3タイプでご紹介します。
・アプリ
スキマ時間にサクッと勉強できるスマホアプリをご紹介します。
電車の移動時間を利用して勉強できるので、仕事が忙しくてしっかりと勉強できる時間が取れない方などにおすすめです。
- スタディサプリ
- i know(DMM)
- HiNative Trek
スタディサプリ
今CMなどでも人気のスマホアプリの『スタディサプリENGLISH』です。
魅力は何といっても1日3分からできる英語学習!中学レベルの英語の復習からビジネス英会話レベルまでアプリで対応してるので、忙しい方でもスキマ時間に勉強できます。
また、無料体験が7日間あるのもユーザー側にとっては嬉しいポイントですね。
i know(DMM)
こちらもCMで見かけるDMM英会話から出しているスマホアプリの『i know』です。
人気の秘密は『Memory Bank(メモリーバンク)』という機能で、覚えた単語を忘れてしまいそうな時期にMemory Bankが察知して問題を出してくれます。この機能により効率よく英語学習がすることができます。
こちらも無料体験があるので試してみましょう。そして、『i know』でインプットしたのを『DMM英会話』でアウトプットする流れもアリだと思います。
HiNative Trek
アメリカ人講師が文章と発音を徹底的に指導するスマホアプリの『HiNative Trek』です。
HiNative Trekでは毎朝スマホに課題が届き、その課題をスキマ時間などで回答すれば、その日の夕方には必ず講師からの丁寧なフィードバックが帰ってきます。ですので、オンライン英会話のように固定時間に縛られることもなく学習できる点と、動画や音声などを繰り返し聞きなおしができるのが特徴です。
・オンライン英会話
アプリではなく、講師と一緒に英語勉強ができるオンライン英会話をご紹介します。
マンツーマン式なので困ったことなどがあれば気軽に相談でき、効率よく英語を学習できます。無料体験を実施しているところもあるので気になったら無料体験をしてみましょう。
- GABA ※無料体験アリ
- EF English Live ※無料体験アリ
- my tutor ※無料体験アリ
- スパトレ ※無料体験アリ
GABA
]
マンツーマン式に特化した大手英会話スクールチェーンの『GABA』では、生徒に専門の日本人カウンセラーが付き、英会話学習をサポートすることで、つまづきそうな時でもしっかりサポートしてくれます。目標がある人はそれに向けてカリキュラムなどを提案してくれるので初心者の方でも安心です。
GABAが実施した生徒さんへのアンケートでは、95.8%の方が上達を実感、99.7%の方がレッスンを楽しめたと その質の高いサービスに満足しています。
無料体験もあるので、その質の高い授業を受けてみましょう。
EF English Live
マンツーマン式とグループレッスン式の両方兼ね備えてるオンライン英会話スクールの『EF English Live』です。
アメリカ人やイギリス人など英語圏出身の講師が約2,000人在中していて、本場の英語を指導してくれます。英語初心者でも優しく勉強しやすいように16段階の細かなレベル設定がされているので、自分に合ったレベルからスタートできます。また、レッスンごとにもらえるフィードバックで苦手な部分なども分かるようになり、勉強がはかどります。
こちらも無料体験があるので、気になったら試してみましょう。
my tutor
留学・試験対策に特化したオンライン英会話スクールの『my tutor』です。
日常会話やビジネス英会話を講師と一緒に勉強するというよりかは、TOEICなどの総合的な英語力を鍛え上げるオンライン英会話スクールです。その授業の中に職業別プログラムとして、ITエンジニアに関わる英語も教材に掲載されているのでエンジニアに関わる英語を学ぶこととができるのがエンジニアには嬉しいポイントですね。
スパトレ
科学的理論に基づくトレーニングを実施しているオンライン英会話スクールの『スパトレ』です。
講師は全て厳選された精鋭で、授業内容もロールプレイやライティング、TOEICなどの資格対策など様々な目的に合わせた学習方法を用意しています。1レッスン96円~と業界最安値で、しかも1週間の無料がついているので、気軽に試せることができるのは英語初心者には大変心強いです。
無料で体験できる英会話スクールは他にもあるので、興味がありあましたら是非確認してみてください。
特に英語に苦手意識がある人にはおすすめです!
・オンライン動画
スマホアプリ学習と近いですが、英語を学べるオンライン動画をご紹介します。
これもスマホアプリ同様に通勤中や休憩しているときのスキマ時間に学習できるものなのですが、イヤホンをつけて英語を聞きながら見ることでより学習効率がアップします。
- EEevideo
- YouTube
EEevideo
英語のニュースや映画、アニメなどで英語を学習するサービスで、英語が苦手な方でも快適に視聴できるように設計されていている動画サービスです。
正直な話、今まで紹介してきた英語の中では話すスピードが速く難しく感じるかもしれません。ただ、実際に海外に行ったときに話す外国人の英語のスピードとあまり変わらないので、より実践的な英語が学べることができます。また、英語内容をレベル分けしているので、慣れないうちはアニメなどからスタートすることもできるので、とても親切な作りなっています。
先ずは百聞は一見に如かず、サイトに入って無料動画を見ていただくのが早いと思います。無料動画を見れるのは動画のタイトルに無料と書かれいているものが対象です。
YouTube
もう既に使っている人も多いと思いますが、無料で英語を学べるのはYouTubeはとっても最適なツールです。ただ、自分が欲しいコンテンツがない場合もあるのが難点ですね。
4. まとめ
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
仕事をしながら、更に英語を勉強するのは確かに大変かもしれません。。。正直いって心が折れてしまう人も多いと思います。
ですが、焦らずに1日ほんの数十分だけ勉強する機会を作ってみてください。その数十分の勉強が確実に英語力を上げてくれます。
大事なのは、『無理なく継続』することです。
恐れていては何も始まらないので、まず一歩踏み出してみましょう。そして、その行動した先に得るものがきっとあるはずです。
最初は誰でもゼロスタートなので、気後れせずに前向きに考えていきましょう!
この記事が皆さんにとって有益な情報であれば嬉しいです。
他にも記事を書いているので興味があればよろしくお願いしますm(__)m